出会い系で知り合った女性と別れ、彼女の姉に乗り換えた。

出会い系で知り合った女性と別れ、彼女の姉に乗り換えた。

こんなこともあるんだなって思う。

女子大生の美奈に知り合ったのは二ヶ月ほど前だ。即会いでデートを重ねるうちに意気投合して、長崎市内のホテルでセックスした。それほど好きではなかったから、関係は身体だけのいわゆるセフレ。少々寂しいものがあったが、性処理をさせてもらっているのだと割り切ろうと思った。

でもお互い学生だからお金がなく、ホテル代があれば食事代に回したいというのが本音で、セックスするのはもっぱら美奈のアポート。美奈にはOLの姉がいて同居しているが、昼間は不在なので基本二人きりになれる。

「サトコがいない間に欲求不満解消だね。私のほうが先にエッチにたどり着いたわ。ああ痛快!」

姉には彼氏もセフレもいないらしく、優越感にひたる美奈。

そんなある日、いきなり現れてびっくりさせてやろうとアパートに近づいたら、美奈の部屋から姉らしき女性が出てきた。平日だから有給休暇なのだろうか。姉が階段を下りたところで目と目が合い、お互い立ち止まって見つめ合う。初対面だけどじんとくる。

美奈との間にないものはこの感覚だとしみじみ思う。視線が合ったときに感じる、とろけそうな恋の予感。見つめ合っているだけで無数の言葉を行き来させられる以心伝心。姉との間にはそれがありそうだった。

後ろからついて行き、思い余って姉をナンパした。

彼女も俺と目が合ったときに何かを感じたのだろうか、それほど躊躇することなく誘いに乗った。美容院に行く途中だったようだが、予約時間を大幅に変更して俺と付き合ってくれた。もちろん美奈との関係は秘密。

「お名前は?」

「サトコ。里に子」

「里子さんは素敵です」

「ありがとう。私も年下の彼が欲しいと思っていたのよ」

「ナンパがこんなに上手く行くなんて思いませんでした」

「私もなんだか変な気分。こんなことってあるのね」

金融系のOLだからお金持ちで、デートのときは里子さんの奢りで何でも食べられたし飲めた。美奈に内緒で連絡を取り合い。不定期にラブホでセックスした。ホテル代も当然彼女が負担。美奈とのセックスは肉と肉がぶつかるだけで味気ないが、里子さんとの場合は愛情があるから深い味わいがある。俺は性格の不一致を理由に美奈と強引に別れ、ちゃっかり里子さんに乗り換えた。

「今度さ、妹に君のこと紹介してもいいかな」

「え?」

「妹には彼がいないからショック受けるかもしれないけど、私の新しい彼氏だって紹介したいの」

目がきりっと光る。姉も妹と張り合っているのだろうか。

できれば会いたくないが、断る理由が見つからない。ここは腹をくくるしかない。

実は明日、美奈に会うことになっている。

その姉妹との関係も、明日が最後だ。

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