初めてセフレになった体験談

地方公務員している31歳の女です。独身でこれまでも結婚経験はありません。また、仕事柄まわりには真面目な人ばかりですし、早々に身を固めて結婚している人ばかりなので、この年齢になると楽しいことは職場にもなく、出会いもありません。だから何か自分から動くしか方法はなかったので出会い系サイトを迷いながら使いました。こちらは外見の印象も地味な女ですし、年齢的なハンデもあります。だから相手が見つかるのかも半信半疑でしたし、そもそもサイトを使うのははじめてでしたから、不安も大きかったです。

でも、結果的にはすぐに良い相手が見つかりました。彼は35歳でバツイチの男性でした。彼もサイトを使うのははじめてということで、お互いに慣れない者同士で惹きつけ合い、共感できる部分があったようです。彼の印象は穏やかな人柄で私が求めていた相手にぴったりでした。最初に会ったときにはふたりで飲みに行って、お互いに自己紹介をするだけで終わりました。

その後の約束もしないで終わり、とりあえず連絡先だけ交換したのですが、その数日後に彼のほうから連絡があって、また会うことになったのです。そして、そこで彼から迫られてカラダを許しました。私はこれまでの人生で、付き合う前にカラダの関係をもったのはこれが最初です。自分でも信じられませんでしたが、それぐらいのことをしないと、もう私もこの年齢なので、いつまでもひとりでいることになると思っていたのもあって受け入れたわけです。

そして、その後は付き合ったのかと言えば、そうではありません。私たちの関係はグレーです。カラダの関係はありますが、まだ付き合うとかそういう話は出ていません。でも何度も会っています。要はセフレということになります。彼に「私たちはセフレなのか」と聞いてみたい気持ちもありますが、それをはっきりさせるのも嫌ですし、面倒な女だと思われて彼が去っていくのも嫌なので黙って今の関係を受け入れています。

彼にしてみれば、遊べる女がいればいいだけなのかもしれませんし、もしかしたら、付き合おうと言わないだけでじつはすでに付き合っているつもりでいるのかもしれません。そのどちらなのかわからない以上はこちらからは何も言えないのです。でも、それはそれでいいかなって最近は思っています。もうお互いに大人ですし、この関係によって寂しさが埋められているのは本当のことですから、性交渉だけでもいいんじゃないかって最近は思うんです。

それに私は愛媛県新居浜市に住んでいるんですが、会うときには彼のほうから会いに来てくれますし、エッチだけして終わりという関係ではなく、デートみたいなこともしています。だから、関係性は曖昧ですけど、これはこれで楽しんでいこうって思っています。それにカラダだけの関係というのも悪くないって最近は思うようにもなっています。

これまでそんなことは考えたこともありませんでしたが、ただお互いに本能だけを向け合う関係っていうのも楽しいような気がしてきたんです。彼もホテルに入ると、ムード作りとかを無視していきなり私を押し倒してきたりしますが、そういう男性のストレートな本能に触れ合えるのも楽しいと思えるようになってきたんです。それは私も同じで、自分の性欲に正直に生きるようになってきています。

これまでの私からすれば、エッチしたいと思うことがあっても、それを自分から相手に伝えるなんていうことは絶対にありませんでした。でも今は正直にそれを伝えることがあるんです。だから、自分が生まれ変わったような気もして、今あるこの関係が意外と楽しいんです。もしも彼に遊ぶだけ遊ばれて捨てられたとしても、これも人生勉強だったと思えるかもしれません。

それに将来はこのことをネタにして笑って誰かに話せるかもしれません。今までの私は真面目に生きてばかりで、そういうときに話せるような話題さえ何も持っていませんでしたが、少しばかり冒険したためにそういう話をできるような女になったわけです。だったら、それはそれで喜ばしいことかなって思っています。今度も彼と会うんですが、彼に脱がされることを想像しながら、どんな下着とどんな服装で会うのかを考えています。今までそんなことも考えずに生きてきたので、本当に私は生まれ変わったんです。これからも彼との時間を大切にしながら、このグレーゾーンにある微妙な関係を楽しんでいきたいです。