人妻の熟した身体がほしい。
あの美肉をもう一度味わいたい。
以前同じマンションに住む奥様と仲良くなって一晩限りのセックスをしたことがあるが、そのときに知った人妻の味が忘れられず、出会い系に来た。人妻なら誰でもいい。誰かセックスさせてくれ。俺の性欲を完全に解消させてくれる女性は人妻以外あり得ない。
そのサイトは人妻が多いので好評。女性たちをながめていると、たしかに人妻っぽい女性が目立つ。自分が「人妻」であると明言している女性は少ないが、男を吸い込むような目線は、街でナンパ待ちしている人妻そのものだ。
富山市に住む若い人妻を見つけた。まだ二十代後半で結婚三年目の京香。暇で仕方ないから即会いできる方メールくださいとのこと。小顔で身体も小さそうなので幼く見え、その人妻っぽくないところに興奮し速攻でメールした。
「結婚三年目で出会い系? 旦那とはセックスレス?」
「二十年も年上だし、アソコが元気ないから嫌になっちゃった」
露骨にものを表現する若妻だった。だったら俺も露骨に書こう。
「俺は元気だよ。相手が人妻だとさらに元気になる。今でもビンビンだ。見せたいくらい」
「見たいから写メして」
「京香さんのアレも写メして」
お互いの性器写真を交換。二十代女性のものとは思えない器だった。粘膜が醜くめくれ上がり、食虫植物のように挑発的。
「京香さんに会いたい」
「これからでもいいよ」
すでに日が暮れていたが会うことになった。住所を見るとお互いそれほど離れていないので、数十分後には車で京香を拾って最寄りのラブホへむかっていた。写真から受けた印象と違うなと思ったのはよく笑う女だったこと。明るいと言えば明るいが、だらしないと言えばだらしない。何かが一本足りない気がしないではない。
「一晩限りの関係かな」
運転しながら聞く。
「あはは。それはあんたの自由。私はどうにでもなるしね。定期的に会うセフレでもいいし、今晩だけでもいいかなあ。寂しくなったらまた出会い系で探せばいいだけだし」
一本足りない女はそうなのか、セックスは濃厚だった。一緒にシャワーを浴びたとき、洗ってあげると言って俺のモノをくわえたはいいが、くわえたまま離さない。射精するまでしゃぶり続け、放出した液をすべて飲む。
―こんな淫乱人妻は初めてだ―
ベッドでは顔面騎乗。割った果物のように湿った淫帯を顔面にこすりつけられた。粘膜と液と毛と匂いの中でときどき息ができなくなる。
フェラでの射精を含め合計四回射精。さすがとくたびれた。
京香とは一晩限りで別れ、セフレにはならなかった。俺はもっと人妻らしい清楚な女が好きだ。京香は凄すぎる。逆に言えば京香は人妻ではなかった可能性もある。人妻だと語れば男が寄ってくるから人妻の仮面を被っているだけで、本当はただの淫乱娘ではないのか。どうも人妻っぽくない。
今となっては確かめようがないが、別れてから彼女の性癖が少しずつ見えてきた。