俺は今、恋人とセフレの間に挟まれてとても辛い立場にある。浮気の代償は意外に大きい。恋人の名前は彩。セフレは早苗。二人とも宇治市在住の女子大生。
彼女持ちのくせに出会い系に登録し秘密のセフレを作ったのには理由がある。セックステクニックを磨くためだ。彩とはそのころ肉体関係がなく、俺もセックス経験が未熟だったから、いざ彩とセックスしたときに失敗しないよう、セフレを使って訓練しようと思ったんだ。
ところが早苗は処女ではないがかぎりなく蕾に近かった。今から思えばもっと経験豊富な熟女を選ぶべきだったろう。目的はセックスの訓練だから性技さえ上達すればそれでよかったわけで、わざわざ彩と同世代のJDを選ぶ道理はなかった。俺がいろんな体位を試したり、しつこく舐めたり吸ったり摘んだり擦ったりするものだから、その反動で俺に対して特別な感情を抱くようになったようだ。執拗な性的刺激が愛情表現と感じてしまう、セックス経験の薄い女性にありがちな反応なのかもしれない。
「私は真面目にタツヤが好きなんだよ、わかってる?」
「わかっているよ。でもセフレでいて欲しいんだけどな」
「そんな悲しいこと言わないで」
そんな会話を続けると心が動いてくる。早苗とはもしかしたら彩以上に相性がいいかもしれないし、こんなことを続けていたら浮気が本気になりそう。
ある日早苗に打ち明けた。話があると言って呼び出して焦らしながら言葉を探し、やっと口にする。
「俺さあ、今まで秘密にしていたけどさあ、彼女持ちなんだ」
「何となくそんな気はしてた」
でも早苗はショックを受ける風でもなく、毅然としている。
「略奪愛って言葉知っている? 私は彼女さんに負けないわよ」
そう言って抱きついてきて、バスト九十三の豊乳をむにゅっと押しつけてくる。そんなことされたらひとたまりもなく、たまらず乳を揉んでしまう。そして「私から離れないよね?」という問いに「離れるものか」と答えてしまう。
彩と初セックスしたのもその頃だ。早苗を実験台に磨いたテクニックを駆使し、彩に女の歓びを与えていった。すると彩も彩で俺のことをさらに特別な男として見るようになった。
「処女を捧げた相手は一生忘れないっていうしね。好きよ」
と抱きついてくる。乳は早苗ほど大きくないが、脚がむっちりして綺麗なので思わず脚を舐めてしまう。
「タツヤは私のものよ。そして私はタツヤのもの。いい?」
「ふうん・・・いいよ。ううう・・・」
脚にほおずりしながら唸る俺。
正直言ってどうしたらいいのかわからない。
当面はごまかしながら二人の女子大生とセックスし続けるしかないと思うが、そのうち大変なことになりそうで怖い。
君も彼女持ちでありながらセックスの訓練で出会い系に行くことがあるかもしれないが、若い女は選ばない方がいいぞ。