僕は既婚者で子供もいます。僕は34歳で妻も同じ年です。子供は3歳で、家庭生活には満足していますが、それでも何かとストレスはたまりますので、家族には内緒でたまにひとりで旅行に出かけています。主な行き先は温泉で、昼間は観光して夜はまったり過ごしています。家族には仕事の泊まりがけの出張と伝えて誤魔化しています。住んでいるのは岐阜県の岐阜市なので、行き先もその周辺の温泉街となりますが、やはり日常から解放されてひとりで自由に過ごせるのはすごく楽しいです。こういう時間をたまに設けているからこそ、家庭生活も円満に送れているんだと思います。そして、最近はほぼ月1ペースで温泉地に出かけていますが、じつを言えば先月行ったとき、現地でセフレを作ってしまったんです。
相手は24歳でＯＬをしている美人な女性なんです。もちろん、僕の旅行は何も浮気するために行っていたわけではないので、これは偶然の産物というやつなんですが、とにもかくにも温泉街で出会った女性と今はセフレ関係にあるんです。家庭生活には満足していましたが、たしかに正直な部分を話せば子供が生まれてからは夫婦の営みも減ってしまい、多少は性欲を持て余している部分がありました。ただ、本当に不倫願望とかは皆無で、これまでは妻以外の女性に興味を持ったこともありませんでした。でも、今回はもろにタイプの女性と出会ってしまい、しかも向こうから積極的に誘ってきたこともあって、こういう関係性になってしまったんです。
まるで後悔しているような言い方ですが、たしかに妻のことを考えると罪悪感もあります。でも、実際にすでに関係を持ってしまっている今、ラッキーという思いも大きいです。浮気願望は自覚していなかっただけで、じつは心の奥底にはあったのかもしれません。彼女を1度抱いてしまったあとは、とにかく彼女をまた抱きたいという思いばかりが自分の中にあり、彼女のことばかりを考えてしまうのです。そもそも最初に声をかけられたのは温泉のロビーでした。ロビーの中に畳敷きのスペースがあって、そこで湯冷ましのためにひとりでダラダラと過ごしていたんです。すると、そこに彼女がやってきたわけです。
彼女も風呂上がりで、髪は濡れていて浴衣姿です。男性ならこの姿を見て欲情しない人なんていないはずです。しかも、彼女もひとりで旅をしていると聞き、部屋でふたりで飲もうと言ってきたんです。こんな誘いを断れる男も、おそらく世の中にはいないはずです。僕は自分が妻帯者であることを忘れて彼女の誘いに乗ったわけです。そのあとすぐに彼女の部屋に異動して、ふたりで飲みました。僕もある程度は理性を保っていたつもりでしたが、やはり長時間、妻以外の女性と密室で過ごすという経験が久しぶりだったこともあって気持ちが高ぶってしまい、最終的には自分のほうから彼女を押し倒していました。
彼女もその気だったらしく、まったく嫌がりませんでした。そのため、避妊具もつけずにそのまましてしまいました。もちろん、出したのは外ですし、その後も妊娠していなかったようでホッとしていますが、とにかくそんなことも考えられなくなるほど興奮していたのです。そして、彼女とは連絡先だけを交換してとりあえず終わったのですが、温泉から帰って1週間ほどしたあと、彼女のほうから連絡があって、また会いたいと言われたのです。しかも、彼女のほうから僕の住む岐阜市内までやってきてくれるということで、僕はその誘いにまたも乗ってしまい、2度目のセックスをしたのです。
それ以降は、もう彼女に夢中の状況です。何よりも彼女のスタイルの良さに惹かれていますし、彼女の持っているあらゆるテクニックにも夢中です。また、妻よりも10歳も若いとあって、肌触りも最高です。太ももに手を置いて撫でまわしているだけで至福のひとときです。そのため、おそらくこの関係性からは余程のことがない限りは抜け出せそうにありません。少なくとも僕のほうからこの関係を断ち切ることなんてできません。これまでは僕も彼女もひとりで旅をするのを好んでいましたが、今は次回の旅行先についてふたりで話し合っているような始末です。もちろん、温泉や観光を楽しむのではなく、人目を気にすることなく、1日中セックスに浸るためです。これでいいのかという思いもあるにはあるのですが、自分でももう自分を止められないので、行くところまで行くしかないんです。
