出会い系で知り合った香織には変な性癖がある。
酔っぱらったら俺の股間をつかむのだ。
雲南市で出会ったが、初日からそうだった。さすがと初対面の瞬間は神妙にしていたものの、飲みに行こうという話になり、カウンター席に座って飲み始めると、しだいに表情が甘ったるくなってきて、身体をすり寄せるようになった。何か起きるな、という予感はあったが、彼女は右手で俺の息子を握ったのだ。
「私ね、これが好き」
「ちょっと・・・まいったな」
「あなたもこれが好きでしょう?」
とまるでベッドでの会話のような言葉使いで俺の左手をつかみ、パンツの上から恥丘に乗せる。そして「ふうん」と甘い吐息。ちょっとしたボディタッチなら愛嬌もあるが、これはある意味前戯だ。金曜の夜で客も多いのにこんなことがよくできると思う。
自分に自信があるのかもしれない。掲示板の写真もエッチな目線だったし、服装もセクシー系ブラウス。胸の谷間もはっきりとアピールし、自己顕示欲旺盛な女性だとは思った。
「君はヤリマンだろう」
「ヤリマン? うふふっ! そうかもね。みんなそう言うしね」
俺は次第に彼女に魅了されていった。目の前にいる女が確実にセックスさせてくれる女だと思うと、彼女の身体のパーツがすべてありがたいものに見えてくる。人間的なベールが剥がれ、すべてが淫乱に見え、俺の快楽を満たしてくれる玩具に見えてくる。
―彼女は貴重な女だ―
「また触ってくれる?」
と股間タッチをリクエスト。すると愛想の良い顔をしてむにゅっと握る。気分はすでにセックスモードに入っていて、俺も快感にまかせて息子を自由に遊ばせる。やがて会話がなくなる。息子がそそり立ち、テントを張ったのだ。彼女は満足げな目をした。それは彼女の玩具だった。
「俺のセフレになってくれる?」
こくりとうなずいて竿を強く握る。
「これからセックスしたい」
「ふぅんっ! 私も・・・したいな」
ベッドではシックスナインでお互いに欲しかった部分を愛し合った。自分がタッチした部分が実はこんな姿だったのかと感激し合う。
「固くて大きいわ・・・素敵・・・ああんっ!」
「すごい・・・びしょびしょだ」
クニュクニュ、ピチャピチャ、チュウチュウといやらしい音が続く。お互い淫乱になり、お互いに欲しかった部分を結合し、心行くまで楽しむ。
もちろん彼女とはセフレの関係になり、今でも付き合っている。
会うたびに飲みに行き、居酒屋で下半身をタッチしながらセックスへの気持ちを高めるのだ。
こんなに性的に満たされた日々はかつてない。
淫乱女に感謝。